やっすーの介護士日記

介護職1年目の23歳です!日々の介護でのお仕事での気づきや思いを投稿したいと思います。

『介護は常識が通用しない!』【介護士として10ヶ月働いてみて②】

こんばんは🌓  やっすーです🤵

 

先日は間隔の空いてしまった2回目投稿でしたが、たくさんの方が読んでコメント貰えて嬉しかったです😸

ありがとうございます\(^-^)/

 

気分屋な性格なので、頻度はその都度変わりますが、これからもお時間あるときに読んでもらえると嬉しいです!

 

さて、今日のタイトルは、

『介護は常識が通用しない!』【介護士として10ヶ月働いて②】です👏

 

タイトルを見て『介護は常識が通用しない!』とはどういうこと❓と思われたかと思うのですが、

僕が10ヶ月介護士として働いてきたなかでの話を交えながらお伝えできればと思います。

 

実は、『介護は常識が通用しない!』という言葉は、僕が介護士に転職する前に、父から言われた言葉です。

 

父は、介護職でお仕事をした経験はありませんが、僕が大学2〜3年生の頃から、実家の隣に住んでいた祖父母に認知症が入り、

お仕事終わりやお休みの日に祖父母の在宅介護をしていたので、介護についての知識や経験もある程度はありました。

 

この父から言われた『介護は常識が通用しない!』という言葉の意味は、言われた当初はよくわかりませんでした。

 

確かに介護業界が他の業界と比較しても厳しい現実はよく聞いていました。

 

低賃金、休みが少ない、人間関係がキツい、肉体労働。色々と大変な点はあるかと思います。

 

しかし、『常識が通用しない』という話はあまり聞いたことがなかったので、転職する前までは、一体どういうことだろう?と考えていました。

 

10ヶ月介護士として働いてきての個人的な結論は、『高齢者の認知症のことだと思っています。

 

僕の勤める有料老人ホームでは、全ての入居者が要介護1以上の認定を受けていて、

要介護度に応じて、大なり小なりありますが、認知症を抱えられて入居されています。

 

認知症の症状は、軽い方でいうと、ちょっとした物忘れ程度しかない人もいれば、

重度の方だと、ろくに会話の意思疎通も取れない方もいます。

 

数時間前に伝えたことを忘れられたり、名前をど忘れされもう一度尋ねられたり、

このくらいの症状であれば、介護に携わらない人たちでも、なんとなくイメージを持てて、

常識が通用する範囲内かと思います。

 

しかし、認知症の症状は物忘れだけではありません。

 

精神面での症状もかなり出てきます。

被害妄想、急にカッとなり怒り出す、暴言を吐く、暴力を振るう。様々な症状があります。

 

僕が施設で体験した『介護は常識が通用しない』と感じたいくつかのエピソードを紹介したいと思います。

 

会話① Oさんが食事でホールに来られ、声をかける!

やっすー「Oさん、食事に来る前にトイレには行かれましたか?」

Oさん(眉間にしわを寄せて怪訝そうに)「はあ?さっき「行った!」と言ったでしょうが」

やっすー「いいえ、言ってませんよ!別の人に言ったんではないですか?」

Oさん「そうねえ?誰に言ったかいな。」

 

会話② お部屋巡回中

やっすー「Oさん、お変わりありませんか?」

Oさん「いちいち部屋にこんとって下さい!」

やっすー「お仕事だから記録しないといけないんですよ!」

 

会話③

インフルエンザワクチンの注射日で、入居者の列を整理中。今日は注射予定のない別の入居者さんが列に近づいてきたので、「自分の注射日と勘違いしてるのかな?」と思い声をかけました。

 

やっすー「Iさん!どこに行こうとしてるの?」

Iさん「はい?私は湯沸しのポットを取りにいくだけですが?

   いけんのですか、もういいです!!」

と急に激怒されてポットも持ち帰らずにお部屋に戻られる。

 

これはほんの一例で、僕たちが一般的に『常識』だと思っているコミュニケーションが通じないことはよく起きます。

 

誤解を生んだり、勘違いでいきなり怒られたり、イレギュラーな出来事は日常茶飯事なので、

一つ一つを気にしていたらキリがありません。

 

僕自身も介護士として最初の2〜3ヶ月は、高齢者とのコミュニケーションにとても戸惑いましたが、これは意外にも半年ほど経つと慣れてきます!

 

最近では、何か入居者さんとミスコミュニケーションが起きても、軽く受け流したり、

すぐに忘れることを自然と身につけれるようになりました!

 

今日の投稿でお伝えしたかったのは、「介護は常識が通用しないからヤバイぞ!」とお伝えたしたかったわけではなく(^◇^;)

 

今すでに介護従事者であられる方、介護に関心を持たれている方、介護に関心もなく、お仕事ですらなくても、今後身内を介護することになられる方もたくさんいるかと思います。

 

そんな時に『介護は常識が通用しない!』ものだと受け入れておくだけで、

戸惑いなく、健全に認知症のある被介護者と向きあうことが出来ると思い、

僕の体験を伝えさせて頂きました。

 

今回の投稿では、介護の大変な部分ばかり伝えてしまいましたが、

介護は施設の入居者さんの生活に直接携わることができ、

たくさんの「ありがとう」を言って感謝してもらえるやり甲斐の大きい、楽しいお仕事です

😸

 

また、大変なことがあるからこそ、それを乗り越え、数ヶ月前に出来なかったことが、できるようになったり、メンタルも強くなれて、自分の成長を肌で感じやすいお仕事であると言えます。

 

これからも介護の魅力を、日々の体験を通して伝えていくので、、また読んで下さい!

 

それでは、またの投稿で( ^_^)/~~~